「返事は今するな。

よく、考えてみろ。


オレのこと…

ちゃんと見ろよ…」




そう言う亮ちゃんの瞳はあまりに真剣で、あたしはただうなずくしかできなかった。


あたしがうなずくのを確認した亮ちゃんが、あたしの腕をはずした。




あたしは自由になった腕でドアをあけ、りんと駿のところへ向かった。