「…なんかやけちゃうな~。」 亮ちゃんがいきなりそんなことを言い出した。 あたしは「…は?」と頭の上に?が浮かんだ。 「駿にやけちゃうな~。 なんであいつなの?」 あたしは意味がわからずに、顔を亮ちゃんの方に向けようとした。 そのとき、シャンプーの爽やか香りが、あたしのほほのあたりからした。 後ろから、ソファーを挟んで、亮ちゃんに抱きしめられた。