女子の部室では、さきが荷物の整理をしていた。 あたしが来たことに気づくと、顔を上げてにっこりて笑った。 「おつかれ♪」 「さきもね♪」 あたしはそう言って麦茶をごくりと飲んだ。 「バトンパス、さらにきれいになってたじゃん♪ すごくよかったよ!」 さきの言葉に、あたしは顔がほころんだ。 さきは荷物を整理し終えたようで荷物を肩にかけた。