「いいかんじだな。」 あたしのところへ駆け寄ってきた駿が言った。 「そーだね。 タイミングも前より合ってきたし。」 「じゃああと何本か合わせるか?」 あたしは駿の意見に賛成し、再びスタート位置についた。 そして、何本かバトンパスを合わせた。 さすがに、体育祭の練習と部活のあとでは疲れがたまっていた。 走り終わったあと、あたしと駿は部室に戻った。