「「ありがとうございました!」」 そう言って今日の部活は終了した。 「しんー! バトンパスの練習しとこうぜ。」 あいさつのあと、駿があたしのところにバトンを持ってやってきた。 「ん、そーだね。」 あたしはそう言って駿からバトンを受け取った。 あたしと駿は、再びグランドに向かった。 駿とバトンパスの練習なんてへんな感じだ。 普通は男子と女子のリレーは分けられているから、決して一緒に走ることはない。