……眠い。


そう思い、思いっきり冷たい水で顔を洗う。



結局、やはりというべきか、りんが課題の内容を理解して終わらせたのが朝の3時だった。


おかげさまで、りんもあたしもバッチリ寝不足だ。




ハンガーにかけてあるブレザーをはおる。


外は朝から快晴だ。



今日は寝るのが遅かったため、日課である朝のランニングをサボってしまった。



…部活でガンバるかー…



そう思い、通学カバンとエナメルバックを肩にかけた。




「しんちゃん、しんちゃん!」


玄関でくつに履き替えているときに、お母さんが紙ぶくろを持ってやってきた。