「オレの理想は、かわいくて、性格良くて、スポーツできて、頭もまぁ良くて、おまけに言うなら守りたくなるタイプ?」 亮ちゃんがニヤリとしていった。 「え~! 完璧すぎだよ~! そんな完璧な人いないって。」 亮ちゃんの理想に、あたしは反論した。 「それが世の中にはいるんだなぁ~! オレの理想の子が。」 亮ちゃんがそう言って立ち止まった。 気づくと、もうあたしの家の前だった。