「意外って…。 オレそんなにちゃらく見える? それはちょっとショックだな~。」 「いやっ! そういう意味じゃなくて…。」 あたしは、隣を歩く亮ちゃんにちらりと視線を向けた。 「なんかね、亮ちゃんって理想が高そうだから。 美人好きっぽいし。」 「あ~、それはあながち間違いじゃないな。 あたしの言葉に、亮ちゃんが再び苦笑いしながら言った。