ーーー…… 萩くんと別れてから、あたしは1人、駿のところへ向かっていた。 今は、すごく 駿にあいたい。 『好き』だと自覚してしまうと、さっきまで当たり前にしていたことが、今ではすごいことのように思えてくる。 並んで花火とか見てたんだもんね。 そんなことを考えながら、あたしは自然と笑みがこぼれた。