オレとりんは、ベンチに2人で並んで花火を見ていた。 りんには悪いけど、 やっぱ、 オレの隣にはしんがいてほしい。 そう思った。 「駿くん、 しんが帰ってくるまであたしも一緒に待ってていい? ・・・萩くんとのことも気になるし。」 「あぁ。 それに、男が1人で花火見てんのもあれだしな。」 オレの言葉に、りんが吹き出した。