「あぁ~あ、

いつになったら亮ちゃんはあたしをみてくれるのかなぁー…。」




長いかみをくるくるいじくりながらりんが言う。

たしか、その髪も亮ちゃんをすきになってから伸ばしていると言っていた。


亮ちゃんがふりむいてくれますようにって願かけしているらしい。




「それはそうと、

今日も仲良く駿くんと帰ってたじゃん♪」


りんがニヤニヤしながら言う。



「見てたの!?」


思わず聞き返す。




「2階からバッチリ☆」


りんが親指を立ててあたに向ける。