あっというまに時間はたち、今日はいよいよ祭りの日だった。 部活は午前中だけ。 あいさつも終わり、もう帰る準備は万端だ。 りんからは、 『すぐに帰ってくるように!』 とくぎを刺されていた。 「しん!!」 その声に振り向くと、駿が青山くんと共にやってきた。 「しん、誰と集合場所に行く?」 「ん~……」 「1人で行くなら、いっしょにいかね? オレと、翔と、長谷川でいくんだわ。」