ーーーー… 「しん、祭りで浴衣着るの?!」 「あっ、うん…」 先輩の『陸上部みんなで祭りに行く』宣言があった夜に、りんがあたしの部屋をたずねてきた。 なぜか顔がにやけている。 「やっぱほんとなんだ! しんが浴衣なんて久々じゃん。 めっちゃ楽しみだぁ♪」 りんがそう言いながら、あたしのベッドに腰かけた。 りんがそう言うのも無理はない。 あたしは、基本的に女の子らしいものが好きじゃない。 好きな色も青とかだし、持ち物もシンプルな物で統一している。