いろいろ試したが、何をやっても寝れない。 あたしは考えたあげく最後の手段に出た。 ーーコンッコンッーー 「おー」 あたしは、陽気な音楽が流れる部屋をノックした。 中から駿の返事がした。 「…駿…?」 駿はベッドの上で陸上マガジンを読んでいた。 あたしがドアを開けると、駿が顔を上げた。 あたしは中に入り、深呼吸をした。 あたしはこれから、とんでもないことを言おうとしている。