ひとちゃんの家=駿の家


お母さんがニコニコしながら言った。





「いやぁ~…お母さん、それは無理だとおもうよ…。


それに、お父さん、泊まったりすることにうるさいし、ひとみさんの家にも迷惑だよ。」



「そんなことないわよ。
お父さんも、ひとちゃんの家ならいいって言うし、ひとちゃんもそうしたほうがいいって賛成してくれたのよ♪」



「……いやぁ…でも……」



「しん、そうした方がいいよ!」




あたしがしぶっていると、お風呂あがりのりんがやってきた。



「最近、近所で不審者出たばっかりじゃん。


駿くんの家に行っといた方が絶対安全だよ!」



「…でも……」



なおもあたしはしぶりつづけたが、最後には結局おれた。