ーーー…… 「実際さぁー… 駿くん、しんに『好き』って言ったことあるわけ?」 クリームソーダのアイスをくるくる混ぜながらあたしは言った。 とある日の放課後、 学校近くのカフェにて。 あたし、りんと駿くんは、2人で話すためによくここにくる。 内容はもっぱら相談事。 あたしの問いに、駿くんが考えながら答えた。 「……ないかなぁ。」 駿くんがコーヒーをぐいっと飲む。