【理央side】

「うっす!元気かい?キミたち!!」

朝、生徒たちが登校してくる時間。
がらっと勢いよく教室のドアを開け、片手を上げて入ったのは・・・
弓衿学園変人代表こと、このあたし平原 理央だ。

「あ、理央!おはよ〜」
「うむ」

あたしは友達と軽く挨拶を交わしながら、集団で何やら話している場所に目を向けた。

「キミたち、何を話しておるのかな?」
「坂上 恭介のことだよ」
「坂上くん・・・?誰だい?ソレ」

教室の空気が凍りましたとさ。