永久の宝物

~卓哉side~

…おかしい。

やっぱりおかしかったよな。


今朝、愛の様子は変だった。

なんか、俺のことをすごく愛しそうに、でも、切なそうな笑顔で見つめてた。



あんなかお見たことない。


なにか、あったんじゃないか。

そう思い、俺は大学を早めに切り上げて帰ってきた。



そしたら、机の上に手紙があったんだ。

愛の部屋からはすべての荷物がなくなっていた…