「いいねぇ、ラブラブで。」 カノンはさらにニヤニヤしながら言う。 「そんないうなら、カノンも恋人作れば?」 「あたし?あたしは…今はそういうのいいや。」 いや、今はって…もう高3ですけど!? 「大学でいい出逢い、望んでるから♪」 「あ、そう。」 あたしはそっけなく返すと、机に視線を落とす。そこには、一枚の紙。