女の子が大きくうなづく。 「愛菜だよ!愛菜ね、これをずっとみてたの。ジイジとバアバに内緒なの。」 そういうと、女の子はポケットから一枚の写真を取り出した。 …!これは… そこには、俺と愛が写っていた。屋久島に行ったときの写真だった。 「これ…どうして。」 「ジイジとバアバがね、一回だけ教えてくれたの。これが、愛菜のパパとママだよって。一度は隠されたけど…愛菜、見つけたんだ!えらい?」