「愛!」 愛が目を覚まし、俺の方をみていた。 「ほら、愛菜だぞ。」 "愛菜(まな)"それは、俺たち二人で決めた、子供の名前だった。 「…ま、な…。」 俺はそっと愛菜を愛の腕に納めた。 その様子を、愛のご両親はほほえみながら見つめている。