「愛…」

「やっとだよ?やっと…夢が叶ったのに!」


俺はさらに強く愛を抱きしめる。

「あたし、死なないから!」

「え?」


「あたし、絶対死なない。でも、赤ちゃんも諦めない。」

「愛…。」

俺はゆっくり離れて、愛を見つめる。

その目は決意を表すように強い瞳をしていた。