「バカっ!」 俺は愛を抱きしめた。 「俺にとっては愛が大切なんだよ。治療しないってことは、愛が…いなくなるかもしれないんだぞ!」 愛はなにもいわない。 「俺だって、おまえとの子供が欲しかった。でも、また作ればいい。今はなおして…」 「産めない体になるんでしょ?」