永久の宝物


「あんなに隙見せんな、ばか。」

力なく言うと、再びあたしにキスを落とす。


ていうか!一応カノンと堅太いますけど!
こっちみてますけど!


「っ…!もうっ!なにしてるのよ。」

やっとはなしてくれて、あたしは涙目で軽く卓哉を睨む。


けど、全く動じない。
「オムレツ、焦げてる。」