「いてっ!なにするんだよ。」 堅太の頭をこづき、睨む卓哉。 「愛に手ぇ出してんじゃねぇよ。いくらお前でも許さねぇからな。」 その迫力に、あたしまでゴクリと唾を飲む。 そういえば、卓哉朝が弱いんだった。 いつも機嫌悪かったもんな。 笑みを浮かべていると、いきなり卓哉がキスしてきた。 「…っ!……た、…くやっ…!」