どうやら堅太は酔ってしまったらしく、カノンにめっちゃべたべたしてる。


酔ったらあんなに甘えん坊になるのか…

いつもの堅太らしくない…


そんなことを考えて、クスッと笑ってしまった。


「…愛。」

ふと、卓哉が耳元でつぶやいてきた。


「なによ?」

そのとたん、ギュッと抱きしめられる。

「ちょっ!卓哉まで、酔ったの?」