「いなくなるかもしれないんだよ?」


ーバンッ

卓哉が机を叩いて、怒鳴る。
「そんなこと言うな!!」


静まり返る喫茶店。

一瞬卓哉に視線が集まったけど、またみんな自分の話を始めた。



「バカなこと言うな。一緒に…一緒に頑張ろう…な?」

「…卓哉」



「二人で頑張れば、きっと乗り越えられるから。」