それだけで良かった。 ただ一緒にいてくれるだけで良かったの。 クスリッ 「友果~!固まっちゃったじゃない、彼女。」 祥子さんの子分的存在、明るい印象の竹山優衣が私を指差しながら言った。 もう一人の子分的存在、黒沢良美は私をただ見つめていた。 彼女は竹山優衣とは違って暗い感じだ。