<フラれたぁ♪>
どんなに気の入ってないメールなんやろう…
愁ちゃんだけに送れる、あたしの素直な気持ち。
<えっ…??あんなに仲良かったのに??>
<ん〜うん♪(^^;)>
精一杯強がった。
めっちゃ頑張った。
でも、愁ちゃんにはなんか嘘つかれへん。
男にフラれて違う男にメールするなんてさ、あたしタラシかも(笑)
<大丈夫なん??>
<うん♪んで、暇やからしりとりしよ♪>
<うん(笑)>
しりとりって…!!
自分につっこむあたし。
アホらしー(^^;)わら

延々としりとりをして、寝たのが01時くらい??(笑)


落ち込んだ03日が続いて、新学期が始まった。
『玲、おはよー』
いつもと変わらない朝。
ただ01人、あたしを除いては…

隣にいる人が違うと、全てが狂ってゆく。
悠翔がいないことで、あたしの頭はおかしくなってた。

『玲っ??聞いてる??』
『えっ…??あ、うん。』
まだ来てない悠翔の席をぼぉーっと眺めてた。
01緒に学校に来てたことも、すぐに消えて無くなる。
『玲??』
『………ん??』
『だからっ!!なんで今日悠翔来てないん??』
『…え??知らん。そのうち来るんちゃう??』
『別れたん??』
『…うん。』
『なんで??』
『…別れよって言われたから…??』
『ふぅん』
ホンマは興味ないくせに…
聞くなよ。
ムカつく。