地元をぐるっと01周して、信号の前でバイバイ。
もぅちょっとや…
自然と歩きが遅くなる。
「どーしたん??」
『あ、ごめん;;』
「ん??」
『もうバイバイやなぁってさ』
「せやなぁ…」
『じゃあ…行くなっ??帰ったらメールする』
「うん」
愁二は片手をあげてあたしの目を見て笑った。
『バイバイっ』
あたしは大きく手をふりながら愁二に微笑みかけた。
家に帰ってすぐ愁二にメールを送った。
<明日あいてるかぃ??>
<うんー。あけるー>
<えっ…無理せんくていいでぇ??>
とか言いながら…愁二の「あける」って一言にすごい舞い上がってるあたしがいる。
バカみたいだなぁ。
愁二の一言で舞い上がったり堕ちたり…
ほんと、バカみたい。
でも、そんな瞬間も…
幸せだったりする。

