すると彼は、軽く会釈をした


私も会釈をした



彼は背を向けて、隣の家に向かった


一体どれくらいの家に
花を配っているのだろう

花屋の宣伝だとすれば
店の名前を言うはずだ








ーそんな彼に、私は恋をしているようだ