次の日も、ボンヤリとしたまま仕事をこなし、一日を終えた。 夕方、会社を出ようとすると、携帯に電話が掛って来た。 見なれない番号だった。 どうしようかと迷った挙句、出てみると、 「佐倉さん?」 「はい。そうですけど」 「携帯番号……変えて無かったんだね」 電話の相手はあの警察官の彼だった。 「突然ですみませんが、今から会えませんか?」 「え?今からですか?」 突然の誘いに戸惑いながらOKの返事を出した。 五年振りの再会。 待ち合わせた喫茶店に私服姿の彼がいた。