バーテンダー



由美子が保奈美のお腹を見ながらそう言うと


「うん。それはね、事前に珠代の彼に伝えて貰ってたの。だから、今夜わたしが飲んだのは全てノンアルコールだったってわけ。だって、折角のお酒の席で、雰囲気壊したくないでしょ?」


「イヤだー。保奈美。みんなに気を使わなくてもいいのにねえ。華子」


三本目の矢がまるでキリを揉むように突き刺さってきた。


全て、知らされていなかったのはわたしだけ……


さ……さすがに苦しい。


息が出来ない。


喉がカラカラだ。


綺麗なライトブルーのカクテルを手にしてゴクリと飲みほし、その場を凌いだ。