「一緒にいてくれますよね。ここまで、その気にさせてダメとは言わせないですよ」 「その気に……なってくれたんですね」 「普通の女ならなるでしょう」 「その気にさせるのが、僕たちの商売ですからね」 「商売……」 「はい……」 「お金なら……少しくらいなら出せるけど」 「僕を買う、おつもりですか?」 「ええ。幾ら出せばいい?」