絶妙…… この目の前に立つバーテンダーのことだ。 絶妙なタイミングで、次のカクテルのオーダーを聞く。 絶妙なタイミングで、綺麗にカッティングされたよく冷えたフルーツを出す。 絶妙なタイミングで、上品な笑顔を向ける。 あなたは、一人切りではありませんよと、言われているようだった。 絶妙……彼は、ベッドの上でもこんな風に絶妙なのだろうか?