私、市川佳奈。
高校2年生の女の子です。
でも私今まで、付き合った人は数えきれにいほどいる。
中学生の時から私は好きでもない男に告白して、付き合って、飽きたら捨てるの繰り返しだった。

「ねぇ、また男をおとすゲームしないの?」
そう言ったのは、私の親友の前田花梨。
この子も私と同じゲームをしている。
「うーん。いい男がいないからなぁー。」
私は携帯をいじりながらそう言った。
今、私が見ているのは出会い系サイト。
いい男いないかな?
「んじゃあ、あいつは?」
花梨が指差したほうを見る。
「はぁ?あいつ?」
私は携帯を落としそうになった。
いや、あいつはないだろう。
花梨が指差した男の名前は、久保田直樹。
私と同じ2年生。
でも、ちょーダサくて有名。
四角メガネに髪の毛ボサボサ。
しかもなんか、不幸オーラーやばい…。
「あいつだったらおとせるでしょ」
花梨は爆笑する。
「いや、私あいつむりだわ。」
うん。頑張ってイケメンおとそう!