まったくわからん、って顔してるな。


蓮はため息をついた。


こういう奴らがいる限り、
生徒は自由になれないな。



「葵ったら!」


ぱこん、と萌が、持っていたノートで葵の頭を叩いた。


「会長が...どんな...人であろうが...っ

生徒が...選んだんだから...我慢しなさい!!」


言葉の合間にぱこん、ぱこん、と葵の頭を叩く。


「...はい」


涙目になっている葵。


...地味に痛そうだな。



蓮は葵から目を離す。



ま、当然の報いということで。




「じゃあ...会議を始めようか」