「それがいけないんです」
「だいたい、高校は義務教育じゃねぇし」
「そういう問題じゃないんです!」
葵が勢いよく立ち上がった。
「生徒はその学校を受けたのなら、
責任を持って通うべきです!」
「「「........」」」
萌、美海、蓮は顔を見合わせた。
『なんか副会長が変なことで燃えはじめたんだけど』
『平井、お前止めれるか?』
『無理です。』
『...まぁ、ほっときゃいいだろ』
『そうだな』
三人のひそひそ話を尻目に葵は拳を振り上げた。
「こうなったら僕がどうにかする!!」
「「「.............」」」
お前になんかできるものか、と蓮は思った。
何も知らない、お前なんかが_______

