+××+×+×+×+×+×+×+×+×+×
学校が始まる時間に目が覚めた。
これはいつもどおりのこと。
学校が始まってからでないと目が覚めない。
夕はベッドから起き上がり、
自分の手を見つめた。
懐かしい夢みたな。
翔君はいつも一生懸命で、
いつも笑顔で、
いつも明るくて、
みんなの人気者だった。
反対に私は...。
...なんであの翔君が私に話しかけてくれたんだろう、と夕は思う。
体育館の隅で泣いてる私に話しかけてくれた。
『どうしたの?』
『...なんでも、ない』
『泣いてるじゃん。
オレに話してみ。』
なんで?
『話してもいいことないもん』
翔君、なんで?
『自分じゃどうにもできないんだもん』
『あのさ、どうにもできないって、そう思ってたらさ、
その時点でダメじゃん?』
学校が始まる時間に目が覚めた。
これはいつもどおりのこと。
学校が始まってからでないと目が覚めない。
夕はベッドから起き上がり、
自分の手を見つめた。
懐かしい夢みたな。
翔君はいつも一生懸命で、
いつも笑顔で、
いつも明るくて、
みんなの人気者だった。
反対に私は...。
...なんであの翔君が私に話しかけてくれたんだろう、と夕は思う。
体育館の隅で泣いてる私に話しかけてくれた。
『どうしたの?』
『...なんでも、ない』
『泣いてるじゃん。
オレに話してみ。』
なんで?
『話してもいいことないもん』
翔君、なんで?
『自分じゃどうにもできないんだもん』
『あのさ、どうにもできないって、そう思ってたらさ、
その時点でダメじゃん?』