「かもな、でも今日一日だけ、



明日には帰るから」



「心配しないで、



黙っててあげるから」



「ありがとな、それで頼みがあるんだけど」



「何?」



「この後、島を案内してくれるか?」



「良いけど、たいした島じゃないよ」


「良い島じゃん、



ずっと民宿にいるのも暇だしさ」



「じゃあ待って、



この子家に帰してくるから、



一度帰らないと、



親が散歩から帰らないって心配するし」



「それもそうだな、じゃあ一緒に行くよ」



「そう?じゃあ付いて来て」



家に帰る道すがら、


遥翔は色々な事を那美に尋ねていた。