『あっ!直己さん!竜起きたよ!』 俺の顔をみるなり咲良は笑顔になる。 「おはよ、竜。珍しいね…」 「お前のせいだろーがよ」 「咲良ちゃんの効果はすごいね?」 「あぁ──」 俺はベランダへと向かってあるものを取り出す。 『竜!たばこ吸ってるよ!!』 咲良にみつかった。