【完】猫、拾いました。





沈黙を破ったのは直己だった。






「さ…咲良ちゃん、みんなの名前覚えた?」






一瞬びっくりした咲良はこくりと頷いた。





『はい…直己さん。』




「直己、でいいよ。」



『いえ…そんなとんでもないです!』





「僕はぁ~!?」




『光琉君…?』


「あったりーーー!!!」



「俺は俺は!?」


続いて星太が咲良へと聞く。