【完】猫、拾いました。







『ふぇっ……』



侑希の胸の中で泣いている女。

 


「んー…とりあえずお風呂はいろうかな。
竜、お風呂かして?」




俺はうなずく。




「ねーねー!俺、一緒に入っ「帰れ星太。」



「ガーン!!ひどいよ!侑希!!ばかっ!」


と言って部屋に帰っていった。






「相変わらずバカだね。星太。」



侑希は部屋を一周見回した。






「………ん?真琴は?」




キョロキョロしてる侑希。



「女いるからだろ。」





と言うと、あぁ!と納得していた。





「そうだったわね…」






「お風呂沸いたよーー」



直己の声がした。






「それじゃ僕たち部屋にいるねぇー」




残ったのは俺。





はぁぁぁっ…………




どうするんだよ…



俺も部屋に戻った。