************** 『なーおーきーさんっ』 ん? 「あれ?咲良ちゃん。俺の部屋に用?」 『今日おでかけしよって言ったの直己さんじゃないですか…!』 そんなこと言ったっけ?? 『直己さん?』 周りを見渡したけど竜がいなかった。 「あー……なんかよくわかんないけど、昨日仕事で疲れてるからもう少し寝てもいいかな?」 『あー…わかりました!』 もちろん。俺一人じゃないけどね。 咲良ちゃんの腕をひっぱって胸にすっぽり収める。 『わっ、』 「いい抱き枕。」