【完】猫、拾いました。







まぁほっぺたにだけど。





『光琉く…恥ずかし…』




恥ずかしくて顔を合わせられないのか、ぼくの胸に顔を埋める。




「それも逆効果なんだよ?」



『へ…?』




「はやく、上向いて?続きは?しないの?」



耳元でなるべく甘い声で、優しく、囁く。



『なななななな…!』




顔をさらに真っ赤にする咲良をみて何かが切れた。





「ごめん…咲良、限界…」




『え?限界って…んっ!』




今度は頬じゃなくて口に優しく。