【完】猫、拾いました。



「ん……落ち着くまでこうしてな?青山呼んであるからさ。」





まぁこのままずっとでいいんだけど。







『ありがとう……』








しばらくして車が来て咲良は俺の横でスヤスヤ眠っていた。







「ごめんな。守れなくて。」







俺のちっぽけな謝罪は車の中に小さく消えた。





竜……咲良にはお前が必要だ。早く来い。