【完】猫、拾いました。




___________………

______………


__……







side竜







もう、今が何日なのかわからない。






「…はぁ」




携帯の充電も切れてる。テレビも見てない。




俺は枕元に置いてあったたばこを持って部屋から出る。





"竜の体に悪い……"



毎回たばこに火をつけるときに思い出す。



「ちっ…」




咲良がいなくなって、元通りの生活に戻るだけだと思っていた。



自分がまさかこんなになるなんて思っていなかった。
ただ、咲良がいなくなって、しかも蓮と一緒に何も言わずに行ってしまった。





「蓮…あいつ咲良とどういう関係だったんだ…」





咲良は俺には喋ってくれなかったことも、連は知っているのだろうか。

なんて小さい嫉妬に腹が立って酒に溺れた。





「はぁ…めんどくせ…」