【完】猫、拾いました。





ガヤガヤ…



『人…たくさんいるね…れーくん。』




わかってはいたけど予想以上に人が多くて…酔っちゃいそう…




「あー…たしかにな。咲良にはちときついか?」



れーくんに帰る?って聞かれたけどせっかくのお出かけだから首を横に振った。





『ううん、れーくんいるから大丈夫』






「そか。んじゃ離れないように手、貸して?ほら。」





私の手を取ると優しく握ってくれたからほっとした。


『えへへ。れーくんと手つなぐっていつ以来かな?』




「いつ以来だろうねー」




『やっぱれーくんの手すっごいあったかいから心地良い。安心する~!』



嬉しくてニコニコしながられーくんの方向くとそっぽ向かれた…




『え!なにっ!なんでぷぃってするの!?』




「うるせ…咲良が変なこというからだろ…早くいくぞ」




蓮が顔を赤く染めてたのは青山だけが知っていたとさ。