ガヤガヤ…
『人…たくさんいるね…れーくん。』
わかってはいたけど予想以上に人が多くて…酔っちゃいそう…
「あー…たしかにな。咲良にはちときついか?」
れーくんに帰る?って聞かれたけどせっかくのお出かけだから首を横に振った。
『ううん、れーくんいるから大丈夫』
「そか。んじゃ離れないように手、貸して?ほら。」
私の手を取ると優しく握ってくれたからほっとした。
『えへへ。れーくんと手つなぐっていつ以来かな?』
「いつ以来だろうねー」
『やっぱれーくんの手すっごいあったかいから心地良い。安心する~!』
嬉しくてニコニコしながられーくんの方向くとそっぽ向かれた…
『え!なにっ!なんでぷぃってするの!?』
「うるせ…咲良が変なこというからだろ…早くいくぞ」
蓮が顔を赤く染めてたのは青山だけが知っていたとさ。

