結局傷の手当は食後にすることになった。
『ごはーんーっー直己さんのごはーんー』
「直己の飯になってから咲良残してねぇだろ?」
お、それは嬉しいな。
『まぁね!美味しいもん!』
「あ、咲良ちゃん、今日の夜は年越しそばだよ。」
『年越しそば……あ!わかった!この前話してたやつ!!』
そう。
年越しそばも知らなかったんだよね、咲良ちゃん。
この前話したらすごく食べたそうにしてたから。
「もう大晦日かー…」
あっという間に時間ってすぎるんだね。
『明日はあけましておめでとう!の日!』
はは、相変わらず可愛いな〜咲良ちゃん。
「咲良の親父さんに頼んで初詣行こうぜ?」
『初詣!!れーくんと行きたい!』
「おー。んじゃ頼んでやるよ。」