【完】猫、拾いました。







1人で喋っていた私にれーくんはゆっくりと近づいた。



『れーくん。私はもういいの。ここでずっと……きゃっ!』






ぎゅっ――――





『っ…』




「言いたいことはそれだけ?」




れーくんの匂いが一面に広がる。





「俺は咲良を助けるって決めたんだ。」





その言葉に涙がでる。






『ふ…ふぇっ…れーぐんっ!』





「あらあら咲良ちゃんべちゃべちゃだよ」




『直己ざんもありがどうございまず!』




「あははは。俺は真琴の作戦にのっただけだよ。」